よしりん先生の
登場です!
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AKB48とあまちゃんの差
「あまちゃん」について
語ってほしいという取材が
結構来るが、その気になれない。
「あまちゃん」はひたすら楽しいし、
能年玲奈は最高にカワイイし、
ぜひともパート2を作って欲しい。
わしがNHKの朝ドラを
毎日見るなんて
考えられないことだ。
だが「あまちゃん」について
論じる気にはなれない。
ただ一視聴者として
楽しんでおきたい。
だがAKB48は違う。
何か言いたくなるのだ。
わしがAKB48について
何か語りたくなる衝動は、
単にヲタとして
熱中してるからではない。
ジャニーズの誰彼が好きと
女が夢中になって語ってるのを見ると、
「バカバカしい、勝手にしろ」と思うだろうし、
わしの語り方もその類のものと
女性からは思われてるかもしれない。
だが、わしは
小林よしのりが語る
〈落差〉を十分意識しているし、
分析的になったり、
反発を覚悟で主張してみたり、
ユーモアを交えたり、
あくまでもエンターテインメントに
なるよう努力をしている。
リテラシーの高い者は
それを察知してくれるだろうが、
ユーモアの分からない奴は
わしがフツーにミーハーしてる
と思ってるらしい。
わしの中の価値観と
共振するものが
AKB48の中にあったからこそ、
わしはここ数年間、
語り続けてきたのだし、
応援し続けてきた。
『AKB48論』(幻冬舎)
が発売されれば、
それが何かを
理解してくれる読者も
増えると思うのだが・・・。
「あまちゃん」は
無邪気に楽しめるから
それでいい。
プロフェッショナルな作家・演出家と、
プロフェッショナルな俳優陣が、
毎日素直に楽しめるように
作ってくれるから、すごいと思う。
AKB48は
どこに行くかわからない、
何を生むかわからない、
楽しめるばかりじゃない、
不安定な運動体だからこそ、
語りたくなるんだと思う。